国際家具デザインコンペティション旭川 2020

趣  旨

1990年から3年ごとに開いてきた「国際家具デザインフェア旭川[IFDA]」は2017年、第1回からの目標であった10回を開催し、30年に渡って世界の英知を集めると同時に、親密な国際交流を図ってきました。そして奇しくも東京五輪が開催される2020年に、11回目を迎えます。

その核となるイベントである「国際家具デザインコンペティション旭川」は、木製家具デザインの未来を示す役割を担ってこれまで数多くのすぐれた製品を世に送り出してきました。しかしこれからのものづくりは、物であふれる現代社会において「限られた資源を活用すること」を、より一層大きな前提にしなければなりません。木を主材としながら、異素材を活用するなどの斬新なアイデアや工夫によって、より長く使い手に愛され喜ばれるデザインが必要です。この先IFDAから生まれる製品は、独創性にあふれていながら、数十年、百年と使い継がれるものであるべきです。それは、たとえるならミッドセンチュリーから受け継がれている「デザインクラシック」の名作のように、時を重ねるごとに使い込まれ美しくなっていくようなものです。

オリンピック・パラリンピックと同じ年の初夏、ここ旭川にも世界の力が集結します。スポーツと同じように、参加者が刺激し合い、高め合い、よりよいものづくりを目指して自分の能力を出し切った結果として、デザインのゴールドやシルバーが選ばれるのです。

IFDAは、この30年で世界のデザイナーに注目されるコンペに成長しています。この舞台で評価されることは、そのまま世界へのデビューにつながると約束します。IFDAから、デザインの新しい可能性を自らの手で探り当ててほしいと思います。

国際家具デザインフェア旭川開催委員会 会長 桑原 義彦

国際家具デザインコンペティション旭川 2020